ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

ピンポン

ピンポンあるじゃないですか。

鳴るやつ。玄関の。

ウチのあれ、押すと「スコッ」っていいます。

プラスチックが押し込まれる音しかしません。

試しに連打してみましたがスコスコ言うだけでした。

先週なんか荷物が届く日があったんですけど、

宅急便の人がドアの前で叫んでいた意味がようやく分かりました。

ピンポンが鳴らないからだ。

えー!怖えー!なんか怒ってるし怖えー!

叩くな叩くな。ドア叩くな。

なんだ、俺はアレか、村で唯一の医者かなんかか。赤ひげ的な存在か。

無理無理、そういうの無理。

医療の心得とかないから。

そんな、赤ん坊が高熱を出したので山を三つ越えて来ましたみたいな顔されても、

なんにもできないです、なんかすいませんホント。

とか一人で怯えてたんですが、

なんのことはない。悪いのはこっちでした。

鳴ってないもんねピンポンが。そりゃ叩くよね。

ごめんよ配達の人。

でも直し方わかんないよ。