ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

文化的気圧配置

そうこうしている間に会社が引っ越しまして。

有楽町で働いていますササガキです。

有楽町駅前でフォルクローレのCDを売っているひとを見かけたら僕だと思ってください。

違いますけど。

あのねー、有楽町ね、面白い。

なにしろ、駅前凄いじゃないですか。なんですかあの新橋感。

高架下とかもう完全に新橋。新橋より新橋。新橋の名を欲しいままにしてる。

いや、してないけど。有楽町だけど。でもそれくらいの勢いある。

それで、引越し先のオフィスビルが駅前、ビックカメラ側なんですけど、

それはもう新橋感フルスロットルで。

ほら、一般的なサラリーマンだったらビックカメラ見た瞬間にネクタイ緩めるでしょ。

そしてそのまま放置しておくといつの間にか階段で寝てる。そこがサラリーマンのゴールだから。

サラリーマン安息の地。それが階段。

象の墓場みたいなもんだと思います。

で、そんな新橋の風を一身に受けてオフィスビルに入り、反対側に出ると

完全に丸の内なんですよ。

この新橋感と丸の内感の落差が尋常じゃない。

あそこ文化的に気圧の谷できてると思います。冬型の気圧配置。

駅側では階段でサラリーマンが崩れ落ちている一方、

逆側ではオープンテラスのカフェーで丸の内OLとイケてる外国人が、

もうなんだろ、分かんないけど貿易の話しとかしてる。

特に今はクリスマスのイルミネーションで丸の内陣営のキラキラ加減がいや増していて、

駅前新橋陣営の電飾ネオン感と良いコントラストをなしています。

まあ、僕としてどっちが落ち着くかっていうとこれはもう完全に新橋側で、

吉野家、ラーメン、吉野家吉野家、コンビニ、吉野家という毎日なんですけど。

なにしろ丸の内、行って何したらいいか分かんない。

なんか天井の高い洋服屋さんとかあるけど、

あれ値札見ると石油王しか買わないやつだと思う。

カーディガンの値段じゃない。

カーディガンの、値段じゃ、ない。

カーディガンの値段じゃないカーディガンを着た人たちが闊歩する町、

それが丸の内です怖い!逃げなきゃ!

といってあっという間に新橋陣営へ逃げ込むことができるのが

有楽町の良いところで。

あ、もうこんな時間。

そろそろワンカップ持って階段行かなきゃ。