上手な職業説明法
パソコンを持っていない人に自分の仕事を説明するのには難儀する。
同窓会なんかでたまにあるんですけど。
インターネットのホームページを作っているよ。
ああ、あのパソコンの中に入ってるやつ?
まあ入ってるといえば入っているんだけど、ネットに上がってるんだよね。
インターネットはパソコンの中じゃないの?
うーん。パソコンとパソコンを繋いでる感じかな。たくさん。
その中にホームページがあるの?
そう。
山手線の内側に丸の内があるみたいな?
ん?
家のパソコンを品川駅だとするとホームページはどこにあるの?
さあ。どっか他の駅じゃないかな。品川駅の中にはないよ。
品川駅の中には何があるの?
知らないよ。アトレとかじゃないの。
そっか。じゃあ、アトレはインターネットで言うと何?
んー。いや、ちょっと違うなそれは。アトレ関係ないな。
ふうんなるほどね。分かった分かった。あ、俺ウーロンハイ。
とか。
いやー、あんた絶対分かってないよ。すぐ忘れるよそんなんじゃ。
結局アイツなにやってんの?みたいな感じになるよ。後で絶対なるよ。
いやだいやだ。
それならいっそパソコンを使った
サービス業かなんかだと思われてたほうがいいわ。
だからこれからは、
「インターネットを山手線だとするとキヨスク作ってます」
と言うようにしようと思う。
煙に巻く感じで。