ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

ライブ

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週末は知人のライブの手伝いをしてました。

映像作って流したり、

音響とか照明とかオペレーションまわりを仕切ったり、

あげく壇上に呼ばれて喋ったり。

キャパ80人くらいの小劇場でやったんですけど、

アレね。

舞台に上がるとみんな見るのね。

まあこれしか見るものないからしょうがないんだけど。

僕なんか見たってなんにも出ないのになあ。と申し訳ない気持ちになりつつ。

映像流しつつ主役の知人と談笑するというような、

それは緩み切ったコーナーで、

喋る内容も当日の朝なんとなく決めた程度もの。

それでも照明を浴びるとスイッチが入るもので、

なんとかヤーヤー騒いで成立した感じを確認してから引っ込みました。

普段WEB制作とかやってると、

お客さんの顔って見えないわけです。

ユーザビリティとかいって、もう古くさくなりかけてる言葉にしがみついて

ああでもないこうでもないと日夜会社で寝たり起きたり。また寝たり。

でもそれはいつまでたっても机上を出ないわけで。

数字にできる成果を目標とせよ。

とはプロジェクトマネジメントの研修でよく言われたものだけど、

お客さんの顔を直接見れば、

自分の作った物がどう受け取られたのかよく分かる。

数字にはならないけど確かな感触がある。

この感触というのは作る人にとってけっこう大事なんだと思います。

何かを放って、どこかに当てた感じがあるかどうかで、

次の配球も変わってくるでしょう。

とりあえずライブも終わったので、

一旦感触を確かめて、

ボールを握り直しておこうと思います。

そしたらいつか魔球が生まれるかもしれない。

ただ残念なのは、全く肩がないというね。

ぜんぜん届かないからね。

 

握り方の問題じゃないっていう。