ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

東伏見稲荷

昨年はなんだかいろいろ不吉な事があったような気がしたので

初詣に行ってみることにしました。

いや、実はああいうものは基本信じてなくて、

今まであんまり行ったことなかったんですよ。寒いし。

でもね、さすがにね、去年はひどかった。

100年に1度の不況とか来ちゃったでしょ。

おかげで1年越しの仕事はぶっ飛ぶわ、モテないわ、

休みは取れないわ、合コンでモテないわで大変でした。

こうなったらね、もうね、まさかの、初詣に僕登場。

神様もびっくりですよ。

なんならちょっと引いてると思う。

うわー、あいつ今まで神様になんもしてくれてないのに急に祈るつもりだ。

怖いわ。人間怖いわ。なにかあるとすぐ神様のせいにする。

神様悪さしてないのにすぐ神様のせい。

全員がちょっとだけ不幸な星に生まれついたと思ってるでしょ。怖いわ。

それ神様知らないよ。そんな全部見てないよ。

なに?年始だからって今まで完全にノーマークだった奴まで祈ってくるの、なに?

こっちは世界中のおじいちゃんがモチを喉に詰まらせないようにするので精一杯だよ。

そんなこと言われてるだろうなとは思いつつ、

背に腹は変えられず、のこのこ実家近所の東伏見稲荷神社まで出かけてしまいました。

ここは京都の伏見稲荷の分社らしくて、境内の裏に入り組んだ小道があり、

無数の鳥居と、奥に狐が鎮座する厳かな空間が広がっています。

夜行くとかなりいい感じの雰囲気。

暗がりに目を凝らせば今にも霊的なものが見えそうです。

いや、見えたとしたらわりと有り難めのアレなんだろうけども。

怖いじゃないですか普通に。

その中でもより奥にある一番不気味な狐の前で手を合わせ、小走りで帰って来ました。

いやー、なんか慣れない事して変な汗かきましたよ。

なんかわかんないけど、願い事とかカミましたから。頭の中なのに。

ことし、も、いや、ことしは、いい年とおも、いや、来年の・・・ん、やっぱ無しで。

などと我ながらなに言ってんだかよくわからない事に。

あーこれ、また神様パニックだ。

あいつなんなの!?って言ってるわ。