パコ
「パコと魔法の絵本」を観ました。
あのー、なんだろ。
泣くよね。
これダメだ。泣くわ。
主に彦摩呂が出てくるとこで泣くわ。
彦摩呂かわいそう!
昔はこう、何かものを見て泣くということはなかった気がします。
年を取ると涙もろくなると言いますが、
どうやらそれなのかなと。
ほら、僕って精神年齢で言うと初老じゃないですか。
そろそろ年金もらえないだろうか。
盆栽を買うからさ。
でもあれですね、こういう物語やなんかに触れて心動かされ
涙するというのは、ある種、本当じゃないというか、
現実の世界で流れる涙とは別の所から出てくるような気がしますよね。
実際親が倒れたときも泣くという感じではなかったですし。
ここで泣かないのも薄情かなあ、なんてことが心配になるぐらいでしたから
現実は案外そういうものなのかもしれません。
例えば人が泣くときって、
なにかしら後悔があったりとか、懺悔があったりとか、
気持ちが自分に向かっているときじゃないかと思うんです。
人は他人のために泣くことはできない。常に自分を哀れみ泣くのだ。と。
そんなことを昔誰かが言ってましたが、
まぁそんところもあるのかなあと、最近は思います。
では、お話で泣くのはなんだろう。
お話の中の登場人物を自分に置き換えて泣くのだろうか。
一番自分と置き換えやすい、感情移入しやすいポイントを見つけて入り込んで行く。
なるほど。ありそうだ。
え、すると、僕は、ほぼ彦摩呂ってことですか?
初老の彦摩呂?
あぶら物が食べられなくなった初老の彦摩呂?
ほんとだかわいそう!