判定
とうちゃん、かあちゃん、俺、東京に行くよ。
東京に行ってヤンキーになるんだ。
的勘違い。
笹垣です。
家に帰ってから録画しておいたボクシング亀田興毅ランダエタ戦を見ました。
微妙な判定に批判が集まるところのようですが、
まー、ああいうこともあるんじゃないでしょうか。頑張ったと思います。
ボクシングというスポーツの枠の中で確かに点差が付いたわけですよ。
1ポイントだけど。
考えれば亀田陣営にとって都合の良い要素は沢山あって、
まず相手がチャンピオンではなかった事が大きいですよね。
前WBAライトフライ級チャンピオンのバスケスは階級を上げるため王座を返上してしまい、
ランキング1位のランダエタと2位の亀田で王座決定戦をやる事になったわけです。
本来、チャンピオン相手に判定で勝つ事は難しいものです。
相当の大差をつけなければチャンピオン有利の判定となりますから。
もし通常通り亀田が挑戦者という立場でチャンピオンに挑んでいたら、
1点差の判定勝ちなどあり得ないはずです。
それからボクシングの点数の付け方にも救われましたね。
試合を通しで見ている我々観戦者の目に亀田劣勢は明らか。
1ラウンドにダウンを喫し、
11,12ラウンドは目も当てられない内容でしたから。
もし13ラウンドがあったらKOされているんじゃないかというくらい完全なる負けの展開です。
しかしボクシングはラウンドごとに点数を付けていくスポーツなので、
その他のラウンドでポイントを取っていたらそれらを補えてしまうようです。
ちょっと調べたのですが、ボクシングの採点は10点からの減点方式をとっています。
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10-10点:互角の場合
10-9点:若干の勝ちの場合
10-8点:ダウンまたはこれに近い状態をともなう明らかな勝ちの場合
10-7点:相手が全くグロッギーでノックアウト寸前の圧倒的な勝ちの場合
※ 6点以下はなくTKOとされる。
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つまり、ダウンを喫して2ポイントをとられても
残り2ラウンドのあいだ優勢を続ければ取り返せてしまうわけです。
10ラウンド目までの得点でさらにプラス2ラウンド分取り返せていたなら、
11,12ラウンドを捨てても良いのです。
ぐでんぐでんでも倒れさえしなければ勝ててしまうわけです。
ポイントと言っても印象点が多くを占めるので、
パンチが当たる度に歓声が上がればクリーンヒットしたように見えてしまうのも確か。
それは八百長ではなく、必然的に生まれるホーム有利の構図です。
確かに違和感はありますが、そういうスポーツなんですよね。
無制限一本勝負じゃないし。
格闘技のルールは難しいな。
そういえば「ボクシングは尊厳を奪い合うスポーツだ」と
ミリオンダラー・ベイビーでモーガン・フリーマンもいってましたよ。
関係ないけど。
■ 僕の考えた東京のイメージ
・東京の人に冗談は通じない。
・東京の人はみんな英字新聞を読んでいるし英字新聞柄のTシャツも着ている。
・東京の人は一年に4,5回しか笑わない。そのうち3回は苦笑い。
・東京の人は家族と敬語で話す。
・東京のエレベーターに乗ると死ぬ。
・東京のエレベーターから運良く生き延びられても下りのエスカレーターで死ぬ。
・東京タワーはホログラム。
・東京のスターバックスのはす向かいにはスターバックスがあり、その2件隣もスターバックス。
・東京の人はみんなヒップホップ育ち。