読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

ROU-JIN

あの、よくテレビでやってるゲームでな。
なんてったっけ、あのー、騙し騙されみたいな。あれにDAIGOが出てて。
あの、みんなで悪者探すみたいな、あれ、結構面白いよな。
よく出来てるゲームだよな。あのー「老人」?

お父さん、それ多分「人狼」です。

というのが正月の家族の会話でした。
あけましておめでとうございます。
笹垣です。

いや、「老人」て。
なんだその倫理的にデリケートなゲームは。
毎晩ひとりずつ村から老人を追放していくってなんだよ。
その投票参加したくないよ。
姥捨て山かよ。
正月から不吉すぎるだろ。

追放された老人はどこ行くのかなー、老人だけが集まる施設かなー。
まあでもそんな村、早くでたほうがいいかもね。
ギスギスしてて住んでらんない。
だいたい自分は老人じゃないと思ってるのに
村人全員から老人扱いされて追放されるから。
「さっきから老人ぽい動きしてるからあやしい!」とか言われて。
なんかすごい悪口言われて。
嫌いだわーその村。
なんでみんなそこ住んでんの?

地方の村って、
都会の人にはなんだか牧歌的でやさしげな場所のように思われるけど、
実際には閉じたコミュニティで、偏った思想が蔓延しがちだし、
排他的になる傾向もあるから、
都会暮らしの脱サラ組が何のコネもなく「そうだ!田舎で暮らそう!」とかいって
ポッと入ってきても結構苦労するっていうよ。

お客さんなら歓迎するけど、素性の知れない人が入ってきて
限られた資産を食いつぶされて痛い目見た所も多いから、それは警戒されるよね。
よく老人を集めて健康セミナーみたいなの開いてる怪しげな業者がいるけど、
たいていカタギじゃないから。ああいうの気をつけて欲しい。
そういう人たちこそ追放して欲しい。
あと若い人たちにはむしろ帰ってきてほしい。
都会で身につけた技能を地元で活かして頑張って欲しい。
地元には地元の魅力があるし、都会で生きることが必ずしも幸せの形じゃないでしょう。
そういうゲームであって欲しい。「老人」は。

----------------------------------------------------------------------

「 老人 〜汝は業者なりや?〜 」

過疎化が進む村に、老人の蓄えを食い物にする悪徳業者が紛れ込んでしまう。
寄り合い所に集まった老人たちは、村人の中から悪徳業者をあぶり出し、
村から追放しようとする。
しかし、巧妙に姿を隠す悪徳業者によって
毎夜ひとりずつ、村の老人が犠牲になっていくのであった。

ゲームは昼・夜の2パートが交互に展開。
昼パートでは、村人同士で話し合い、悪徳業者と思われる者を
投票によって1人選び出し、村から追放する。
うまく悪徳業者を全て追放できれば村人の勝利となる。
夜パートでは悪徳業者がひとりずつ村人を餌食にしていく。
昼夜を繰り返し、悪徳業者全てを追放するまで投票は続く。

「老人」
何の役も持たない村人。
投票に参加し、悪徳業者追放を目指す。

「業者」
村人の中に2人だけ紛れ込んだ悪徳業者。
「業者」同士はお互いが「業者」であることを認識している。
夜パートで村人を1人選び、家に押しかけて口八丁手八丁、老後の蓄えを根こそぎ奪うことができる。
蓄えを失った村人は、都心で暮らす親戚(息子夫婦とか)の世話になるため泣く泣く村を後にしなければならない。
蓄えを奪い続け、村人の数が「業者」と同数になれば「業者」の勝ち。

「若者」
村の中に1人だけいる「若者」
「若者」は夜間村人の家を訪問し、1人だけ「業者」の被害から守ることができる。
ただしUターン組の「若者」には「老人」と「業者」の見分けはつかない。
さらに、うっかり自分も「業者」に騙されてしまうお人好し。

「役場職員」
村人の中に1人存在。
夜の間に1人の村人宅を視察し、その者が「業者」か否かを知ることができる。
ただし「役場職員」も狙われれば「業者」にはころりと騙されるボンクラぶり。

果たして村人たちは村の過疎化を食い止め、悪徳業者を追放することができるのか!?

----------------------------------------------------------------------

ていうね。

うん。
なんか正月からよく分からない事を書いている気がする。

今年はいろんなことをよく分かる感じにしていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


しかし、おじいさんの中でのDAIGOの知名度なんなの。

 

フォーマル地蔵

スーツが入り用で。

このまえ慌てて買いに行ったんですけど。

まあせっかく大人になったし

多少、小洒落たお店に。

したらそのー、店員さんね、

コーディネート的な、なんか、いろんなパターンを出してくれて。

僕の知らない様々なファッション的知見を惜しみなく発揮して。

「これだったら十分ただ者じゃない感出ますよ!」つって。

決まりましたね!つって。

ははあ。あー、確かに、なんか、すごいっすねー。

なんだろ、この、裏生地がね、ぺイズリー柄でね。

ん。

あのー、

ちょっとよくわかんなかったんですけど、

ただ者じゃない必要ってあります?

僕店入ってからずーっとただ者ですけど。

棒立ちもいいとこ。

試着室という打席に立っても

全くスイングしなかった。

終始同意、迎合を基本スタンスとしてここまでやって来た。

スーツに関しては。

なぜそんな僕をただ者じゃなくそうとします?

スーツ買いに来てんですよ。

ちゃんとしたとこに出ないといけないからですよ。

偉い人が居たりするんですよ。

なに見た目だけただ者じゃないやつ登場させようとしてんの。

いや僕が偉い人なら良いですよ。でもぜんぜん違うんだから。

吹けば飛ぶような存在なんだから。

嫌でしょ、吹けば飛ぶようなただ者じゃないやつ。

扱い困るでしょ。

すげー存在感あるけど近づいたら飛んでっちゃうって。

距離感どうしたら良いの。

自分としても立ち位置見失うわ。

まあ、とはいえ僕もね、

基本スタンスは最後まで崩さないっていう意地がありますから。

勢いづく店員にピシャリと言ってやりましたよね。

「じゃあそれで」ってね!

後日偉い人が来る会は

ただ者じゃない雰囲気の置物として乗り切りました。

挨拶のマウント

まあー、高くて。

意識が。

僕の意識がね、天を衝くようなんですけど。

なんだろ、

この高さから落ちたら即死だなーくらいの高度感ある。

で、まあそんな意識が最高に高まった人間が

週末することと言ったら、

それはもう、ね、ほら、当然あれですよ。

山に登ってまして。

まあ、なんというか、ここまで意識が高まると、

自分の意識の高さと同等の標高まで上がっておかないと

高まり過ぎた意識に呑まれて、どうかしてしまう。

そんなわけで精神の高度順応をするために、

ちょいちょい山に登ってたんですけど。

ほら、山って意識高い系しかいませんでしょう?

人とすれ違う時は挨拶するのが当然というか、

そういう暗黙のルールがあるんですね。

すれ違いざまの挨拶は意識の高まりの証。

それが僕くらいの意識高い高い系男子ともなりますと、

これはもう、誰よりも先に挨拶してやろうと、

挨拶のマウントを取ってやろうと、常にしてますよね。

意識の高さで常時相手を上回っていく。

そりゃ、たしかに今、標高とか社会的地位とかは

あなたのほうが高い位置にいるかもしれない、

だが僕の意識の高さはその高低差を埋めてあまりあるものなのだから

こっちのほうが偉いっていうか、もっと憧れて欲しいっていうか、

お金とかをくれてもいいんじゃないか。

そういう高尚な気持ちで山に登っています。

でまあ、意識の高さは山の上の方に行けばいくほど高まって、

挨拶もどんどん活発になっていくんですけど、

問題は下るときね。

だんだん下山していくと、こう、普段そんなに山を登らない

やんわりハイキングの人たちが混じってきて、

この人達に頂上付近のテンションを引きずったまま大声で挨拶すると、

「はぁ?」みたいな顔されたりする。

ホント、にわか山ガールとかにうっかり絡むと

「何コイツいきなり話しかけてきてんのキモっ」て目で見られる。

まあ、いきなり見たこともない自意識の肥大化したオッサンが

あらぬテンションで挨拶してきたらキモいよな・・・。

そうしてしゅんとしていると、

不意にガチの山ガールに挨拶のマウントを取られて、

あ・・ああ、どもっす・・・みたいになる。

完全に意識の高さで上回られ、敗北感に打ちひしがれる。

ていうまあ、この一連の流れを、

1つのゲームとしてプレーすることにしてまして。

★ S(先に)A(挨拶されたら)M(負けですよ)ゲーム

--------------------------------------

・相手より先に挨拶したら【+1点】

・相手に先に挨拶されたら【−1点】

・挨拶を無視されたら【−3点】

--------------------------------------

で得点をつけていきます。

挨拶無視のリスクが大きいので、

相手がガチ勢なのか、ライト目のハイカーなのかを

装備や雰囲気で瞬時に見分ける必要があります。

これが結構難儀で。

最近はライト目の人でもかなりいい装備持ってますから、

これにはもう基本的に仕掛けていくしか無い。先手必勝。

無事得点した暁には「ゴォォーーール!」と心のなかで叫び、

グラウンド(心のなかの)を走り回ります。

ただ、たまにジーパン&スニーカーでも平気で挨拶してくる

ナチュラル気さく人間もいて、これはほんと怖い。予測不能だし、

本当の手練はこのくらいの山ならラフな格好なのかもしれない。

という妙な説得力もあって、敗北感が増してくる。

敗北感は意識の低下を生むので危険。

(山で意識が低まると、もうなんかいろいろあって死にます)

また山岳ツアーの人たちも結構見かけるのですが、彼らは集団で密集しているうえ

基本的にガイドに挨拶を指導されているので全員挨拶してきます。

これはもう壮絶な打ち合いを覚悟しなければなりません。

大量得点のチャンスではあるものの、油断するとがっつり攻めこまれます。

特におじいさんおばあさんの集団は、

それはもう恐ろしい数の弾幕(挨拶のことです)を張ってくるので

到底無傷ではいられない。

「こんにちこんにちこんにちこんにちはー!」と、

こちらもフルオートで対応しないと、隙間に差し込まれて被弾します。

なんだろね、無邪気って怖いなって。思いますね。

こっちは真剣に人を上下で見ようとしてるのに、

向こうは天然そのもので、

山の空気はおいしいなーとか言って。のびのびして。

知らない人とも気軽に挨拶して、

上は晴れてますかねー、いやーちょっとガスってきましたねーとか言って。

なんだよ!素敵かよ!

あのね、こっちは人を見下すのに必死でそれどころじゃないんだよ!

殺伐としたもんなんだよ!

そんなこんなで山を降りる頃には

負けがこむこともあり、油断なりません。

山における挨拶、それは、意識の高さを誇示するための

真剣勝負にほかならない。

そんなギスギスした気持ちになりたい方、

S(先に)A(挨拶されたら)M(負けですよ)ゲームを

是非試してみてくださいね!

以上、山カーストの最下層からお送りしました。

デンワ・コワシスト

粉々にね。なりまして。

あれが、iPhoneが。

いやー、なるもんだなー粉々に。

iPhoneは粉々にならないって聞いてたけど。なるなー結構。

まあ、じゃあこの世に粉々にならないものなんてあるの?

って話ですけどね。うん。

ほら、僕サイフ無くしたじゃないですか。

その翌週の事なんですけどね。

気づいたらiPhoneがこの状態でした。

いや気づいたらっていうか、まあ1回、無くしたんですけど。

ほんの数時間の間紛失してた。

その間どうやらiPhoneは道端に置かれてて。

ほら、つっても僕もiPhone無くすの初めてじゃないんで、

iPhone無くし経験豊富なんで、

気づいたらすぐにFind iPhoneを立ち上げまして、

それはもうあっという間に場所は特定したんですけど、

深夜だったんで移動手段がなくて、

数時間置かざるを得なかったんです。

で、翌朝すぐに取りに行ったら、最後に特定した位置で粉々になってました。

もう、明確な悪意がね、ここには宿ってて。

硬いもので複数回にわたってたたきつけられてますから。なんのメリットもないのに。

これが人に巣食う闇かと。

まあ、だからってどうしようもないんで、せっかくだからMNPとかしてみようと思って

別キャリアの販売店に飛び込みました。

受付に座って色々手続き進めながら、

初対面の店員相手に身の上話とかをべらべらしゃべってたら

彼がその壊れた携帯を見たいって言うので、勿体つけながらも見せてあげて。

「うわー!こんなの僕も初めて見ましたよ!怖いっす!正直怖いっす!」つって

2人でひとしきり盛り上がって。中年男性同士でキャッキャして。

あー、じゃあ、身分証くださいってなって。

ね。

なかったね。

身分証。

なにしろ財布ごとないんだから。

身分証ないですねーって言ったら、

じゃあダメですって、にべもなく言われて。

さっきまであんなに2人で盛り上がったのに。

なに?あの楽しかった時間は何だったの?

あんなに心通わせて笑いあったじゃない。

いつから僕たちの関係は変わってしまったの?

永遠なんてないの?

ずっとずっと一緒だよって約束しなかった?

もう忘れてしまったの?

それでも前を向いて生きてゆくの?

くちびるかみしめて?光の射す方へ?翼広げて?

いや、まあ。いいんだけど。

じゃあちょっと、パスポート取りに行ってきていいですか?

つってまあ、結果なんとかなったんですけど。

パスポートでもギリいけたんですけど。

なんかちょっと処理が面倒っぽくて、店員も、

えーできんのかなー?ってぶつぶつ言いながら、

しぶしぶ手続きしてくれました。

はあ、なんか、すみませんでした。

すみませんでしたけど、

ただ、僕いまサイフもないしケイタイ粉々なんですよ。

どうです?哀れじゃないですか?

サイフもないしケイタイ粉々の人は最終的に何してもいいって法律あるでしょ?

サイフもないしケイタイ粉々の人には早めに年金出るとか、

そいういうの無いっけ?

だとしたら世の中、サイフもないしケイタイ粉々の人に厳しすぎない?

こちとら、

いざというときに使いなさいって

初めて一人暮らしするときに親に渡された金で

ケイタイ買おうとしてんだよ。

非常時なんだよ。

サイフ・ナクシスト

なんだかんだ言って、

やっぱりいまサイフを無くすのが一番アツいんですよね。

ちまたでもここのとこぐんぐん来てますね。

意識高い系の若者はいま、大抵サイフ無くしてますよ。

だってどことなくオシャレだし、

それも、ただスタイルだけのオシャレさじゃないっていうか、

見かけだけのファッションっていう感じじゃなくて、

もっとこう、精神性をも表現しているようなところが最高にクールだし、

イケてるよねってみんな言ってます。

ほら、例えば一流芸能人とかって、

サイフにすごくこだわるって言うじゃないですか。

哀川翔とかも毎年サイフを変えてるって言うし。

一流になればなるほど、サイフに入っているお札の向きまで気にして

げんを担いでる。運気も上がるとかで。

それは芸能という水物の世界に身を置く者の、

お金に対する敬意というか、執着というか、

そいういうものを表してると思うんですね。

そして、それのさらに進んだ、最新の状態が、

その、サイフを無くす。ということになるわけです。

いやこれ、すごくかっこ良くないですか?

やっぱり執着して執着して、げんを担いで担いで、

その上で無くすのが最高にかっこいいですよね。

憧れますね。

むしろサイフって無くすためにあったんじゃないか

とさえ思えてきますよね。

サイフ無くす。カッコいい。

サイフ無くさない。カッコわるい。

ってね。

みなさんも、もし、まだサイフを無くしていない人がいたら、

ぜひ無くしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

僕ですか?

 

もちろん僕もサイフ無くしましたよね。

 

 

 

先週の日曜に無くしまして、

全部のカード止めてね。

身分証も保険証もなくてね。

今週末同僚の結婚式なんですけど。

まあ、サイフ持たないで参加するわけですよね。

恐ろしくイケてるなあと我ながら思いますね。

イケすぎて怖いくらい。

逃げ出したいほどのね。そういうイケさですね。

ご祝儀とかもね。もう、ほんと、

こういうのは気持ちだから。

食器棚の奥にしまってある

焼き海苔を5枚包んで渡そうかと思ってますから。

シワのないやつ見繕ってね。ピン海苔でね。

うん。

逃げ出したいほどの。アレでね。

 

バリウムうまい

バリウムがうまい。

ここ数年で格段にうまくなってる。

数年前はセメント飲んでるみたいだったのに、

今シーズンモデルは口当たりも良くて飲みやすいし、むしろもっと飲みたい感じに。

このままの進化を続ければ、

数年後には道玄坂バリウム飲むための行列ができると思う。

もうなんだろ、女子高生とかがヘルシーヘルシー言って、ガバガバ飲む。

ABCマートの前にしゃがみ込んで飲む。

バニラ味の他にも

マンゴーとか、チョコとか、味のバリエーションも豊富に取り揃えまして。

炭酸と下剤の3点セットがオススメ。

むしろそのセットじゃないと意味ないから、必ずセットで売れる。

なにしろ下剤が飛ぶように売れる。

あ、なにこれすごくない?

よし!見えた!

渋谷でバリウムカフェを展開しよう!

こいつは天下取ったも同然やでー!

とか言ってはしゃいでたら胃に腫瘍が見つかりました。

ええー・・・。

引くわー。

カフェとか言ってる場合じゃないわー。

バリウムカフェて。はあ?なにが面白いの?バカかよ。

人間ドックの診断は

数値が全てA評価なのに、バリウムだけが

「胃穹隆部 粘膜下腫瘍」で要精密検査という

なんかリアルな結果で。ものすごい速度で現実に引き戻されました。

うわー、僕ももうここまでかー、死ぬるわー、マジかー。

この前入った医療保険にオプション付けといて良かった。

いや別に良くないけど!あっぶねー!

しかし、改めて考えてみると

僕個人で言えばまあ、そんなに思い残すことも無いっていうか、

死を受け入れる事もまあ、できなくもないような気がして。

これが年を取るってことなのかなと。

しんみりしちゃいました。

いやいかん、もっと思い残すこと作ろう。

未練タラタラで、やだやだ言いながら死んで行こう。

そっちの方が健全な気がする。そうしよう。

とはいえまずは胃カメラを飲まないとどうにもならないみたいで、

もう一度病院行くことになりました。

そんで、初めて胃カメラやったんですけど、

アレなんすか。

みんなあれ普通にできるの?あんなもん、喉通ります?正気の沙汰なの?

こちとら喉麻酔の時点でやたらえづいちゃって。

げーげーいって。

もうこれ以上げーげー言うと胃カメラ止めますからね!

とか看護婦さんに怒られて。

なんかすいません。つって。

こっちは死ぬかもしれないのに、怒られて。げーげー言って。謝って。

ごめんね、げーげー言ってごめんね。つって。

いや、なんなのこれ!

こっちが謝ってほしいわ!なんとなく!

そんなこんなでわちゃわちゃしたあげく

ようやく胃カメラを喉から出してもらえたら

なんのタメもなく、

良性の脂肪腫なんでだいじょぶですよ、おつかれさまでしたー。

と言う。

ああ、そうなんですかどうもありがとうございました!

と、なんとなく割り切れない気持ちで診察室を出てきました。

いやまあ良かったんですけど。

取り急ぎ死ななそうで。

あれって正味10分かからないくらいの検査なんですね。

なんだ。

終わってみればまあ、あっけないですけど、

いろいろと人生を考える時間でした。

バリウム、うまい。

胃カメラ、うまない。

アナ雪とベイマックスに見る男女の処世観

ベイマックスを見たんですけど。

あ、ネタバレ含むのでベイマックスとアナ雪見てない人は

そっと画面を閉じて野菜の袋詰め作業に戻ってください。

いやあれ、もう面白さは間違いなくて、

それについてはどうもこうもないんですけど。

ただあの、主人公可哀想すぎじゃない?って思って。

あそこまで徹底した喪失を描くのかと。

そこまでしないと今の世相に合わないとディズニーは考えるのだろうか。

いやね、

アナと雪の女王」のことも思い返してるんですけど。

「アナ雪」と「ベイマックス」。

共に兄弟(姉妹)の話で、両親がいないという設定上の共通点から、

2つでワンセットの、

姉妹作品の構造になっているとも見立てられるわけです。

もちろん「アナと雪の女王」は女の子に向けた作品で、

「ベイマックス」は男の子に向けた作品。

思うんですけど、

ディズニーってずっと子供のための作品を作り続けていて、

そこで描かれるのは子供に知っておいて欲しい感情だったり、

身につけて欲しい力だったりする。

言うなれば親が子供に与えたいと思うものを

そっと補ってくれるのがディズニー映画なんじゃないかと思います。

で、女の子が主人公の作品は

総じて誰かを信じる心だったり、

相手に対して一歩を踏み出す勇気だったりがテーマとして描かれていて、

それはアナ雪にも共通しています。

いわば人間関係の中での正しいあり方が示唆されている。

じゃあ今回の、男の子主人公のベイマックスはどうか。

そこにももちろん親が子に対して身につけて欲しいと思う事が

テーマとして置かれているはずで。

それがつまり喪失の克服。憎しみを絶つ事。

という事になるのかなと。

確かに、親として息子に身につけて欲しい事の究極は、

自分がいなくなった後もちゃんと一人で生きられる力。

喪失の克服なのかもしれないんですけど。

アナ雪でも劇中に両親との死別がありますが、

それを克服する過程はほとんど描かれません。

あくまで姉妹の間で凍り付いてしまった関係を

お互いの力で取り戻す話。

ベイマックスも両親がいない状態から始まり、

そこで兄弟の話にピントが絞られるんですが、

そこからさらに大事なものだったり、信じたものの理不尽な喪失が次々と起こり、

それを様々な助けを借りてひとつずつ克服して行く。という展開。

最後には自らの手で喪失を幇助するという

喪失の極地が訪れるわけですが、それをも乗り越えて、

自分の能力でもって前に進んで行く立派な男の子になっていきます。

その自立心の強いこと強いこと。

もはや全ての人に等しく訪れる親の死は、乗り越えられて当然の事柄で、

その先に待っているもっと理不尽な何かと向き合うべしということでしょうか。

誰もがあんなに強くいられるわけじゃないと思うんですけど。

なんだろ、

だんだん親が子に求める要件がハードになって来てるのかな。

女の子には社会性を。

男の子には自立心を。

子供としてはなかなか過酷な時代ということなのかなあと、

思わないでもないんですけど。

あ、ベイマックス、もう大丈夫だよ。