ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

ツッコミ過多

正月、お笑い番組をぼーっと見てまして。

ほら、あの時期これでもかとやるじゃないですか。お笑い番組。

弾切れまで撃ち続けないと気が済まないのかなんなのか、

番組表にお笑いの弾幕を張ってくる。

あれランボーだったら元旦の午後には全裸になってるよ。

ああ、それで、普段あまり見られない演芸場での漫才とかもやってるから

まったく無感情で見てたんですけど。

あれってテレビのお笑いとちょっと趣が違いますよね。

ああ、演芸場のお客さんはボケのタイミングで笑うんだなーと。思って。

ボケたあとすぐに笑いが起きちゃうもんだから、

ひとしきり笑い待ちをしたあとに付け足しのようにツッコむ。ばかやろう。つって。

一方スタジオ収録の、若者を客席に入れてる時なんかだと、

たいてい笑いはツッコミのタイミングで起こるじゃないですか。

なんでだよ!わはは!つって。

むしろボケた瞬間はざわざわしちゃう。

なんていうかね、やっぱり昨今はツッコミ文化なのかなって思います。

ネットとか見てると、その書き込みってツッコミが多いんですよね。

一個の些細なボケ(有名人の失言とか)に対して

それはもう思いつく限りのツッコミフレーズが集まる。

あまりにもツッコミ過多のため、しまいにはボケが枯渇して

たいしてボケてもないのに過剰にツッコんだりしてしまう。

年端も行かないアイドルとかに

大の大人が親のカタキのような言葉を投げつけたりして。ボリューム間違えちゃってる。

まあ、話がちょっと飛躍してますが、

こういう批判文化とか、モンスター消費者の登場とか、

根っこでは繋がっているような気もするんですね。なんとなく。

失敗を許さない風潮。ボケにくい世界。

 

 

うーん。まあ。そうか。

 

 

あの、ツッコミってもともと

「はい、ここで笑ってくださいねー」という目印みたいなものじゃないですか。

「いま面白いこと言いましたよー」つって、

お笑いリテラシーのない人でも笑うタイミングがつかめるという。

このままどんどんボケが小粒になって、ツッコミだけが大きくなると、

しまいにはなんで笑ってんのか分かんなくなっちゃうかもしれない。

それはもはや反射であって。

すると、ある意味では演芸場のお客さんてリテラシー高い人たちなのかもしれないなー。

なにしろ落語の客とか、つまらなければ野次を飛ばす人もいるくらいだし。

それってその話の何が面白いのかよくわかっていないとできない反応だろうし。

まあ、じいさんばあさんは性質上ボケに同調しやすいってだけかも知らんけど。

もともとボケてっから。コラッ!

なんてことをミカンをむきながら考えてたら正月終わってました。

わー、無益!

えーなにこれ、後悔しかないわー。僕の正月無駄だわー。やり直したいわー。

やり直して全く同じ事したいわー。

そういえば、去年キングオブコントで優勝したバイキングというコンビが、

別の番組で自分たちのネタについて説明していたんですけど、

彼らのネタって、ボケてないらしいんですね。

キングオブコントでやったネタにしても、いわゆるボケフレーズは一切言ってない。

ただ変わった習慣を持った人が奇跡的なタイミングでやってくるだけで。

その理不尽さを大声で説明するんだそう。

「なんて日だ!」つって。

演芸場ではそれは客に言わせるセリフになるのかな。っと。

 

 

 

あ、あけましておめでとうございました。