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ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

富士山

あのね。富士山にね。

まあ、登ってきたわけですけど。

あのーあれです。もう登らないです。富士山。

どうもありがとうございました。

いやなんか、富士山って、一生に一度は登れみたいな風潮あるじゃないですか。

アレなんなんすかね。なんか優等生な感じっつーか。

別にね、登んなくてもいいと思いますよ。他にも一生に一度のこと、いっぱいあるし。

あー、なんかあれ。似た感じのやつで

「オーロラ見たら人生観変わる」みたいなんありますよね。

ああいうの。なんすかね。

別に変わんないと思うんですけど、そうそう人生観なんて。

本当に人生観が変わるような事ってそういう現象に属してるもんじゃないというか。

オーロラ見ていちいち人生観変わってたら現地民はみんな人生迷子でしょ。

と、思うんですけど。

まあオーロラ見たことないから分かんない。

ほら、そこがずるいじゃないですか。ずるいじゃないですか!

オーロラ見たもん勝ちじゃないですか!なんだよ!

そんなにオーロラが偉いんか!レア感がいいんか!

日の出だって立派な天体の神秘なんですからね!

そうだ。富士山でご来光だ。

ということでね、行ってみたんですけど。富士山に。

僕だってほら、3000メートル級でいえば去年立山登ってるわけですから

富士山くらい行けんだろうと。

22:30、須走口五合目から登り始めまして、暗闇の中ヘッドライトつけて。

4時間ほど登り続けて、

こんだけ登ったんだからそろそろ頂上かな?と思ったら七合目で。

え?つって。

とにかく長い。ずっと風景変わらないうえに長い。

上の方に明かりが見えるけど、まったく近づく感じがしない。

すげえ寒いし。風が出てきてフリースとダウンと雨具を来てもガタガタ震えるくらい。

そんで結局8合目あたりでいつのまにか日が出てました。あれ。

何しにきたんだっけ?という疑問も持てないほど意識薄弱の状態でただただ歩き、

突風に煽られる度に岩にしがみつき、また歩き、しゃがみ込み、歩きして、

ようやく頂上についたのが07:30。

まあ、頂上っていっても真っ白で何も見えなくて、凶暴な風が吹いてて。

お鉢巡りしようにも体が浮くほどの強風でどうやっても前に進めないので諦め、

目の焦点が合わないままの状態で13:00頃里に下りてきました。

下りもずっと同じ景色。同じ景色地獄!

いや、ちょっと雲も晴れてきて、湖見えたりしてなかなか良い景色なんですけど。

でもそれさっきも見たっていうか、何時間も前からずーっと前方に見えてるから。

ありがたみも薄れるわ。

その後、近くの温泉で休んでからバイクで帰路についたんですけど

なんか事故で御殿場ICから通行止めで。

激烈渋滞の中、下道走ってるうちにさすがに限界が来まして、

もうここらでホテルに泊まろうと小田原へ行ったらホテルが全部満室で、

そこから主要都市の東横インをしらみつぶしに回ったんですけど

平塚、茅ヶ崎、藤沢、全て満室で。

あーこれあれだ。罰だ。僕の徳が足りないばっかりに、

あの有名な、ホテル満室地獄に飛ばされたんだ。

もうこれからどのホテルに行っても満室なんだ。

鬼だ。鬼の仕業だ。

と、さまよっているうちに結局家の近くまで来てしまい

05:00くらいに帰宅しました。

まあ後半は富士山関係ないけど。

なんか、もう、いいやって思いましたよ。

いくら寝ないの慣れてるとはいえ、いろいろ限界を感じた旅でした。

まあ良い経験になったのかな。

うん、きっとそうだ。

良い経験って言っとけば大抵大丈夫なんだ。

ちなみに去年登った立山は最高でした。

あそこは何度でも行きたい。

おおかみこどもの雨と雪」に出てきた山の上の絶景そのままで。

だってあれ、みくりが池でしょう?

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出発地点では元気。この笑顔が消えるのにそう時間はかからない。

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変なところで夜が開け始める。あーあー。

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下りで疲労困憊の人たち。 自分も同じ顔をしていることだろう。

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ずっとこう。ずっとずっとこう。