ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

癖/免許/精神論

渋谷のドトールでジャーマンドッグを食べてたんですけど、

なんか、隣りの席でスーツ姿の中年男性が熱心に本を読んでおりまして。

まあそれが「成功者が持つ不思議なクセ〜」みたいな本なんですけど、

それを読みながらも貧乏揺すりが一向に止まらない様子なので、

あー、この人はそんなに成功しなさそうだなあと思いましたササガキです。

ちなみにその本の下には「マーフィーの法則」もありました。

あの、なんだろ。とりあえず努力しようか。

努力して、それから成功しよう。ね。いい年なんだしさ。

いまさら付け焼き刃の知識で人生ショートカットしようとしても

あんまりいい事にはならないんじゃないかと思うよ。

と、3連休の初日に1人でジャーマンドッグ食べてる

自分もどうかと思うわけですが。

でもいいんだ。

なにしろこっちは今しがた大型二輪卒業検定に合格してきたんだからね。

こうやってちょっとずつクサビを打ち込んでじりじり上っていくんだ。

いやー、久々に緊張した!なにあれ、一本橋!怖いわ!

実際あんな道あったら迂回するわ。

それかバイク降りるわ。

そもそもそんな道あるって知ってたら電車で来てるわ。

幅30センチ、長さ15メートルの台を10秒以上かけて

渡らなくちゃ行けないんですけど。踏み外したら即失格。

なんですかね、あれもうバイクの技能と言うより勇気。

振り返ると石化するんじゃないかっていう。冥府におけるオルフェウスの呪い的な、

精神が試されるものなんじゃないでしょうか。

わー、試されたわー。すごい精神試されたわー。

危うくCB750と一緒に石化するとこだった。あぶねー。

それをくぐり抜けたよね。頑張ってこなしたよね。

今日鮫洲の試験場で免許受け取ってきたんですけど。

あれなんですね、別に誰も褒めてくれないんですね。

教習所では一応「卒業おめでとう!わあー!」ってなったのに。

やっぱり国家権力は甘くない。

そりゃこういう顔にもなりますよ。