言葉と文字のあいだ
以前制作に関わったサイトを雑誌で紹介したいというありがたいお話で、
ちょっと前にインタビューみたいのを受けたんです。
これまで仕事として取材に同行することはあっても、
自分が取材を受けるなんてのは始めてでして、
若干舞い上がりながらあることないことしゃべってました。
やーやーどうもどうも。で、なになに?なに聞きたい?
もう何でも聞いてよ、遠慮なくさ。
え?あー・・・それは、ちょっと分かんないけど。うん。
あ、たまたまね、たまたま分かんないやつだったけど。
でも大丈夫大丈夫。ドンマイドンマイ。
次いこうか?
つって。
まあ前日寝てなかったりしたんであんまり覚えてなくて、
結構ぶぁーっと過ぎてしまった感のあるインタビューなのですが、
昨日本屋に行ったらその雑誌が発売されてました。
「Web STRATEGY vol.22」というやつの29ページ目なんですけど。
あー、なんだろ。
そういえば、こんな事言ったような気がするけど、
活字にするとすごいね。なんかすごい事言ってる感じになるね。
「クライアントの熱い想いでした!」とか。えー!恥ずかしい!
なに勝手に得意先の想い語ってんの。大丈夫?これ。
ここにいたるまでに自分の案なんかいくつもボツってるのに、
なに得意先理解した感じになってんの?
ダメだ。この人。自分だけどダメだ。
って本屋で1人真っ赤になってました。
いやはや、言葉と文字の間には結構距離があるものです。
もしかすると言葉の影が文字なのかもしれないな。いや、知らないけど。