朝イチ対決
寒いじゃないですか。
ね。何とかならぬものか。
できれば3日に1回は夏日を挟んで欲しい。
あ、やっぱいいです。
着る物めんどくさいし。
朝、駐輪場で自転車の鍵を開けていたら、
塀の上の黒猫と目が合いました。
僕はわりと昔から、猫と目が合ったら
絶対に自分から目をそらさないというルールを決めているんですけど、
今朝の黒猫はもう相当な猛者で、
3分を超えるほどの長い睨み合いになりました。
これはもはや真剣勝負なので僕も手を抜けません。
まあ、ちょっと遅刻しそうではありますけれども。
鍵を開けるために変な体勢のままですけども。ここは負けられない。
それが、猫睨み合い対決で連勝を保っている王者としてのプライドです。
そうしているうちに、眠気に襲われたのか黒猫がうつらうつらし始めました。
勝負中に眠くなるとは迂闊なやつめ。
警戒姿勢で僕と目を合わせたまま、自然と下りて来るまぶたを
一生懸命開こうとする様子が面白くてつい吹き出すと、
さすがにご気分を害されたようで、ふいっと行ってしまいました。
こうして朝一番の猫vs自分、無制限一本勝負は
アウェーの自分が勝利を収めたわけですけど、
その後は遅刻vs自分の自転車立ち漕ぎ対決が待っているのでありました。
うぬ。