ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

続き

来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、

昨年の話をすると鬼はどうなるんでしょうか。

たぶんすごいつまらない顔をするんじゃないかな。

あーあ。つって。

12月28日の続きなんですけど、

会社の納会に出席した後会社に戻って仕事をしておったんですよ。

ぜんぜん納まらないもんだから。アレが。仕事が。

最終営業日ということで遅くまで残っていた人たちも一人また一人と帰っていきます。

良いお年をー。などといって何人かを見送った後、

じゃあ自分もそろそろ2006年仕事納めとしますかね、っと周りを見回したら誰もいない。

どうやら最後の一人になってしまったようで、これは大変困ったことです。

何が困ったかというと鍵。

強固なセキュリティシステムを導入している我が社では、

全フロアを開けたり閉めたりするのに特別なカードキーが必要で、

そのカードキーはフロア奥の暗証番号付きのボックスに入れられ、

その暗証番号は部長以上の人間しか分からないようになっておるのです。

それでここに誰もいないということは、僕はカードキーを取り出せないことになっていて、

つまり施錠ができない。

施錠しないで帰って良いのかな。

ダメなんだろうけど。

しかしどうなんですかこれ。

セキュリティを強固にするあまりフロアの鍵が閉められないという本末転倒。

変なジレンマを感じながらいろんな人に電話をしてみるも

どうも最近仕様が変わったらしく誰一人暗証番号を知らない様子。

いつもだったら翌日出社してくるであろう人間を徹夜して待つ所なのだけれども、

いかんせん本日は最終営業日。明日誰かが来る保証はない。

ってんでビルの防災センターに行って守衛さんに閉めてもらいました。

「本当はやってないんだけどね」という守衛さんの言葉に頭を下げ下げ、

国道沿いに止めてある自転車を取りに行くと前輪がパンクしている。

仕方がないので寒風吹きすさぶ第一京浜を歩いて帰宅。

体が真まで冷えたので急いで風呂に入ったら風呂場の電球が飛びました。

真っ暗な中で体を洗いながら

「ああ、これって来年を暗示してたりするのかな」などとひとりごち、

なんだか不景気な気分になってふて寝する2006年でございました。

あーあ。つって。

あ、あけましておめでとうございます。