ことなかれ

あたりさわりのない日々の記録

ピーター・バラカンが言ってました

深夜CBSドキュメントを見る。

60Minutesの日本版放送が主なのだけれども、

これが日本の報道とは違った視点を持っていてなかなか面白いです。

昨日のテーマは同性愛。

アメリカではこの分野でも専門的な研究が大分進んでいるようですよ。

性同一性障害は環境によって作られるものではなく

先天的に持って生まれるものだということは事実として広く認知されているけれども、

番組では双子の少年の片方が性同一性障害の傾向を持っている事例を紹介。

障害が起こる要因が遺伝ではないという事が実証されてしまうわけです。

そこから研究は推論からデータ集積へと移っていき、

興味深い結果を得る事となります。

即ち「兄が多くいる男の子ほどゲイになる可能性が高い」と。

調査の結果、長男がゲイになる可能性は低く、

その弟また弟とその可能性はおよそ3割ずつ増えていく。

なお女性に関してはこの限りではない。

このデータから浮かび上がった仮説がこちら。

「ゲイは子宮内の環境によって作られる」

母親の体にとって初めて妊娠する男性は「異物」であり、

異物が体内にある事で一種の免疫が作られる。

よって以後妊娠する男性にはその免疫機能が働き、

ホルモンバランスの変化によって女性的な資質を与えられる。

とか。

確かに異性の染色体が体内にあるという事はかなり異質なことだろうと思う。

あまりロマンチックな話ではないけれども。

そういう事もあるかもしれないな。

ちなみにゲイにSEXのイメージが強いのはゲイが特別性的だからではなく、

男性は基本的に性への欲求が強いので、

男性の相手が男性なら利害が一致しやすいからだそうですよ。

つまり女性が好きな男性は相手にふられる可能性がゲイより高いという話。

まあそうか。

どうりで。